食事:メタボ検診 必要性

メタボ検診と食事

メタボ検診の意義は、生活を改善し、心身を健康な状態にする事にあります。
その中でも特に重要なのは、食生活の改善です。

メタボ検診で検査する項目は、いずれも食事によってその値が大きくコントロールされます。
何より、メタボリックシンドロームや生活習慣病の大きな原因となるのは、食事の不摂生にあると言われています。

メタボ検診を受けるにあたり、また受けた後においても、どのような食生活を行うべきかという事は非常に重要になってきます。

では、メタボ検診に引っ掛からないようにする為の食事とは、どのようなものなのでしょうか?

一番身体に悪いのは、ジャンクフードやスナック菓子です。
これらを過剰に摂取する事で、悪質な脂肪が溜まり、腹囲やコレステロール値が平均値よりも大きく上がってしまう原因になります。

しかし、常に栄養素やカロリーを気にしながら食事するというのも、中々難しいでしょう。
そこでオススメなのが和食です。
和食は塩分こそ高めですが、それ以外においては非常に栄養バランスの良い食事です。
食の欧米化が進む日本ですが、和食こそが人間の体にとって最も優れた食事なのです。
特にひじきなどの海藻類、ごぼうなどの根野菜はとても身体に良く、メタボ体質の改善にも繋がります。

メタボ検診の為に食事療法を行う、というのは本末転倒のような感じがする人もいるかもしれません。
しかし、結果的には自己の健康に対する認識が高まる訳ですから、全く問題はないのです。

メタボ検診と食事方法

メタボ検診によるメタボリックシンドロームの検査は、国民にとって大きな関心となる事は間違いありません。
2008年4月以降、メタボリックシンドロームに関する情報が今より更に大きく取り上げられる事になるでしょう。
そうなると、当然そこでクローズアップされるのは、メタボリックシンドロームに対する予防方法です。
その中でも最も持ち立たされるのは、食事に関する情報でしょう。

現在においても、メタボリックシンドロームの予防として優れている食材や料理に関する情報は氾濫気味です。
しかしその一方で、食事方法についてはあまり注目されていません。
実は、食事方法も非常に重要なのです。

同じ物を食べる場合であっても、どれだけ噛むか、どのような姿勢で食べるか、何時食べるかで摂取される栄養量が変わってくるのです。

基本的に、食事は良く咀嚼する事が大事です。
噛むという行為は、食物を小さくして消化しやすくし、唾液の中の酵素を多分に混ぜる事で消化吸収の効率を上げる作用があります。
また、噛めば噛むほど満腹中枢が満たされるので、量を抑える効果もあります。

姿勢も重要です。
寝ながら食べると、胃の働きが制限され、栄養の吸収が弱くなります。

食事時間も、規則正しくしないと、消化器官が活発に働いてくれません。

メタボ検診に備え、こういった食事方法についても、今後見直していく必要があるでしょう。
もちろん、メタボ検診に関わらず、規則正しい食生活というのは人としての身だしなみでもあるのですが。